中古車を購入するときって不安に感じてしまうことが多いですよね。
SNSやYOUTUBEなどでも信じられないような販売方法をしていたり某大型買取店の事件も話題となったので不安がある方も多いと思います。
今回は実際にどんな店舗で買うのが安心で車の選び方の注意点についてまとめてみました。
車業界で販売・買取をしていた私の経験と実際によくある声を踏まえて紹介してるのでこれから購入しようと思ってる方は参考にしてください。
中古車販売店について
今回は中古車を選ぶ場合の注意点について解説させていただきますが良品的な販売店で購入する場合は気持ちよ中古車を購入することが可能です。
これから先に紹介する注意点については今まであった事例や経験を元に書いているので不安になってしまう方もいると思いますが、良質な店舗・いい営業マンからは悪い話はないので安心してください。
販売店や営業マンについて全然わからないという方向けに注意点や選び方を解説してるので参考にしてくださいね。
中古車を選ぶ・購入する場合の注意点!
中古車を選ぶ場合の注意点を解説します。
- 事故車は避ける
- 現車を必ず確認
- 予算を明確に決める
- 販売店を慎重に選ぶ(重要)
- 不必要なオプションを付けない
- 購入時にリセールを期待しない
初めて購入するので不安という方もいるので詳しく解説させていただきます。
事故車は避ける
事故車というと「事故をして修理した車」と言葉でいうと簡単なのですが事故や修理の内容によっては運転に支障が出る場合があります。
真っ直ぐに走らなかったり、異音がするなのど運転していてストレスに感じるものや慣れてない場合は危険を生じるものもあります。
最近は事故車を扱わないという店舗も増えてきましたが言葉巧みに「小さな事故なので支障ない」、「事故だけど後ろが側なのでエンジンに支障ない」、「安いのでお得です」などおすすめする営業もいます。
確かに小さな事故であったりすると支障がなく今後乗り潰すならお得という考えもできますがこれについては車に知識がある方でないとわかりません。
安い、高級車が予算に合うとい安易な気持ちで事故車を買ってしまうと運転にストレスを感じたり売却時に思わぬ影響があることもあるので特に初心者の方は避けるようにしてくださいね。
現車を必ず確認
現車を確認という言葉には2つ意味があります。
1つ目はオークションで買ってきてもらうということは避けてください。店舗に在庫がないからオークションで仕入れてそれを販売をするという形式です。
オークションで買ってくれば安く手に入るという説明があるかもしれませんがいいことはあまりなく買ってきたら傷が多かった、汚かったなどということはよくあります。
状態によっては決めていた予算より多く請求されることもあったりキャンセルなどで後々トラブルになる可能性もあります。
私自身もオークションを売買で利用することはありますが安く買えたということは滅多にありませんし、購入したが汚かったということは多いです。
昔はオークション仕入れで販売してた時期もありますが現在では現車を必ず見せてから販売するということにしてるので在庫がない場合は知り合いの販売店の在庫を販売してもらうこともあります。
2つ目はカーセンサーやグーなどのオンラインで欲しい車を見つけたときです。
カーセンサーやグーなどではオンラインでも在庫を確認することは可能ですがこちらについても現車は必ず確認するようにしてください。
初めて車を購入するという方は特にですが購入する車は綺麗なイメージをもつ方が多いです。見ないで購入するとおもったより汚かった、雰囲気が違ったと気分が悪くなることもあるので注意してください。
乗ったことがない車種の場合は実際に試乗してみることでサイズ感や運転のしやすさがわかるので後で後悔するということがなくなります。
どうしても住んでる地域に車屋が少なくオンラインに頼るしかない場合はレビューを参考にして悪いだけでなくレビュー数が少ない店舗は避けましょう。
予算は必ず決めておく
だいたいこれくらいの価格までの購入したいと決めてる方は多いですが販売店に実際に行くと予算を超えて購入される方も少なくありません。
車両が魅力的だったり実際に試乗したらナビを変更したくなった同じ車だけど走行距離が少ないからこれがいいなど価格の範囲を超えてしまうこともあります。
車については乗り出し価格(全ての購入費用)を支払いすれば終了ですがローンで購入した場合は毎月の負担になるし保険料や税金、車検など定期的な出費があります。
予算を決めていてもオーバーしたことこによって毎月の支払いがきつくなってしまったりすると生活にストレスを感じてしまうので予算を決めたらそれ以上にしないようにしてください。
買いたくなるような言葉に注意
- ハイブリッドだから燃費がいい
- リセールがいいから多少高くても
- 旧型は古いので新型
- この装備はついていた方がいい
- なかなか入ってこない状態のいい車両
上記のような言葉を言ってくる営業もいますがお客の支払いや生活については考えてなくあくまでも販売が目標なのでいい言葉に乗らないように自分をしっかりもっておきましょう。
初めて車を購入される方は年齢によっては保険料が高く、状況によっては金利も高くなる可能性があります。
面倒かもしれませんが車種による年間の税金・車検にかかる費用・ガソリン代・駐車場代などを計算してみて自分の予算がどれくらいかしっかりと決めてから車選びをすることをおすすめします。
販売店は慎重に選ぶ
これが一番重要でこれさえ間違えなければ基本は安心して中古車を購入できます。
SNSやネットなどでも見て知ってる方もいると思いますが悪質な販売店が存在するのも事実でひどい例としては以下のことがあります。
- 盗難車を販売
- 支払いされたのに納車されない
上記の内容については犯罪に該当する内容なのですが被害を受けた方が支払った資金を回収できたということは少ないです。
事件が起こってからでは遅いので販売店については信用できる店舗を見つけることが大切です。
- ディーラー(認定中古車)
- カーセンサー・グーなどのレビュー
- SNSやホームページで確認
全てが安心というわけではありませんがディーラーであれば盗難車や支払った資金がなくなるということは基本ありません。
引用元:トヨタ
ディーラーの中古販売車、認定中古車は価格が高くなってしまいますが安心を金額で買いたいという場合はディーラーを選んでおけば間違いはありません。
店舗が遠い場合でもディーラー間であれば同じ車種を持ってるのでそれを試乗させてもらって確認してから在庫を持ってきてもらうということも可能です。
カーセンサー・グーなどの場合はレビューを必ず確認してください。レビューの平均が高くても数件では宛になりませんので販売数が多く販売歴も長い店舗が安心です。
最近では店舗でSNS・YOUTUBEの運営をしてるところも多く顔を出してる方も多いのでそういった店舗では比較的安心して購入できると思います。
実際に買取しててあることですが査定の結果で事故の内容をお伝えすると事故車じゃないと言われて買ったということは稀にあります。
これが見落としという可能性もあるかもしれませんが見落とすということ自体が販売店として失格です。
事故車・冠水車・メーター改ざん車など普通の中古車として販売が難しく説明しないといけないものを説明しないで売ってしまう店舗もあるので十分に注意してください。
メーターかいざんってなに?という方のために簡単に説明すると実際の走行距離が15万キロなのにそれ以下にかいざんされてるものを指します。
査定協会の走行距離システム・車検証・認定工場による整備記録など走行距離は記録されていますがその記録にあわない数字についてはかいざん車あつかいとなります。
100000キロのものを95000キロにしても改ざん車は距離限らず改ざん車扱いになり走行不明車になるので告知があっても基本購入は控えるようにしてくださいね。
メーター故障によるメーター交換は記録が整備手帳に正常にされるので大きな影響はありませんが告知する必要はあります。
契約書・口約束に注意
実際に中古車販売店で納車したお客様でグレードが違った、つけてもらうオプション(装備・パーツ)が違ったということは聞きます。
グレードについては現車を確認してないケース(オークション仕入れ等)起こる可能性がありますが装備については口約束による違いで起こります。
サービスでこれつけますよ、50000円支払うからこのエアロをつけて欲しいといって支払いに組み込んでも違うものがついていたり実際になかったりします。
口約束の場合は言った言わないになりトラブルになりますが契約書に全て記載してもらってるものは話が別です。
記載がなく気になる場合は備考欄に全て記載してもらうことで忘れや後々の問題がなくなるのでこれをしておくことも重要です。
金利についても注意
車を購入するときにローンを利用する方もいると思いますが銀行ローンでなく販売店のローンを利用する場合は確認するようにしてください。
ローンの金利は販売店ごとに違いがあり最低の金利も店舗がファイナンス会社の利用状況によって異なります。
販売店の金利の例
- 販売店A 最低金利 3.9% これに2%自社の利益を上乗せ
- 販売店B 最低金利 6.9% 自社の金利上乗せ無し
- 販売店C 最低金利 5.9% これに4%自社の利益を上乗せ
最低金利や販売店の利益をどれくらい乗せてるかはわかりませんがローンの金利を聞いたときに金利を教えてくれるので8〜10%の場合は金利が高い方です。
一般的には6%程が平均的ですが契約する方の審査状況によっては金利が高くないと通すことができないので用意してあるファイナンス会社の中で高金利のものを進めることもあります。
自社ローンをすすめてる店舗もありますがこれについては金利が高いのでよっぽどでない限りは使用するのを控えてくださいね。
500万円の車をローンで購入する場合は金利が6%でも50万円の金利を払うことになるので分割払いだからといって甘く考えてしまうと後で痛い目をみることになります。
無駄なオプションは付けない・外す
車両価格が安くても乗り出し価格が倍・3倍となることがあります。
これについては過剰な保険に加入させたりコーティングが強制だったりとユーザーにとっては不必要になってしまうものが多いことあります。
例として20万の車両を購入しようしたら乗り出し70万円だったので訪ねてみると車検費用15万・保証・15万・コーティング5万・メンテンナスパック10万・その他諸経費・5万。
このように思った以上の経費がかかってしまうのでコーティングや保証を外したいといっても無理と言われるケースがありました。
高額な車両については納得できるかもしれませんが価格帯が低い車両についてはコーティングをわざわざお金をだしてしたい方も少ないと思います。
車両価格が安いからといって店舗に行って見積もりをもらうと思わぬ乗り出し価格になることがあるので必要なオプションを多くつける店舗には気を付けてください。
カーナビやディスプレイがついてない場合は金額をプラスすることでつけてくれる店舗もあるので欲しい車に必要なものがない場合は予算以内で相談してみてくださいね。
購入時にリセールに期待しない
最近はランドクルーザー300・アルファード・ヴェルファイアなどのリセールが新車価格を超えるような車種がありますがこれに期待して車を選ぶのは控えるようにしましょう。
予算が多くありこれらの車種が好きな方は構いませんが予算が足りないけどリセールがいいからどうにかなる、上手くいったら利益が出るという考えの場合は特にやめましょう。
SNSやYOUTUBEではリセールがいいというのが目立ちますが数年後のリセール価格が保証されてるわけではありませんしもっと下がる可能性もあります。
あくまでも現在の相場と過去のモデルの相場を含めて検証してみた結果を伝えてるだけなので鵜呑みにしてしまうと痛い目にあってしまいます。
アルファード・ヴェルファイアについては残クレで苦労するという話題もあったので耳にしたことがある方もいると思います。
業界で働いてるのでリセールがいい車種、悪い車種はわかりますがリセールに意識が向きすぎて予算、使用用途からずれてしまう車種選択は避けるの一番重要です。
- トヨタ車
- 定番の人気車種
- 7人より5人乗り
- 人気のグレード
- 社外品より純正品
SUVやワンボックスなど細かく車種まで並べてしまうと意識が傾いてしまうのでざっくりと記載していますが上記を少し気にしておく程度でわざわざ欲しい車種を変更する必要はありません。
本当にその車が必要?
新車も含め中古車を購入する場合は使用用途によって車種を決めることがほとんですが必要以上なグレードや高級車を買うことに注意してください。
実際私自身も車を販売することがあるので高価格帯の車、新しい年式の車(壊れる確率が低い)などを販売したいという気持ちはありますが無理に進めることはありません。
本当はボクシー、セレナなどのミニバンでいいところをリセールや周囲に影響されすぎてアルファードにする方も多いですが不安な点もあります。
残クレなどで毎月の支払い料金を減らすこともできますがリセールを意識しすぎて購入したはいいが支払いがギリギリの状態で3〜5年所有するのはストレスでしかありません。
車は見た目で周囲の目を引いたり気分を高めることはできるかもしれませんがそれも一瞬なので無理して必要以上の車を購入する必要はありません。
選び方でも触れています自分にあった「予算」を必ずきめてそれに合った車種を選ぶことが重要なので人の目よりも自分の気持ちを優先してくださいね。
まとめ
中古車を購入する場合の注意点や選び方について紹介させていただきました。
最近はSNSやYOUTUBEなどで公開されてることもあり悪いことをしてる販売店についてはわかりやすくなってきました。
販売店に注意するだけでなく自分の決めた予算を守ることも重要で気が緩んでしまうと支払いが大変で生活に影響ができるので注意してください。
車は人生の中でも最も高額な買い物となることもあるので購入する場合はよく検討してから決めることを意識してくださいね。
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